May 23, 2005
「朝日新聞、小泉『観光ビザ、とにかくやれ』発言の真偽」の続き。
とりあえず官邸にメールを出した。内容のポイントは二つ
「朝日新聞の記事を読むと小泉首相が国民の安全を蔑ろにしているような印象を持ったが、真意はどうなのか?もし朝日新聞の印象操作なら抗議すべき。」
「中国のみならず韓国にも渡航条件を緩和する動きがあるが、外国人犯罪を防ぎ国民の安全を確保する為の対策はどうなっているか?ちゃんと国民に対して説明する機会を持つべき」
こういう事は不満に思ったら兎に角メールなり電話なりして意思を伝えるべきと思ったんで、前回はちょっとアジってる感じのエントリーになった。
後追いで出てきた他社の報道と比較すると、やっぱり5月20日の朝日新聞の記事はかなり意図的な印象操作が行われている感じだ。オレとしたことが朝日新聞に釣られちゃったかな、って気もしないでもないが、ま、条件反射的に怒りを伝えるのも悪くはない。オカシイ!と思った人はメールなり電話なりやりましょう。少なくとも今は圧倒的に説明が不足している。説明しないと朝日新聞の言う通りだと勘違いしちゃいますよってプレッシャーも込めて。
で、ここで中韓に対する渡航条件緩和について纏めてみたい
中国人訪日条件の現状:
観光ビザを個人に対して発行していない。団体観光客についても上海・北京・天津の3市と広東、遼寧、山東、江蘇、浙江の5省の居住者に限っている(愛知万博中は全土に拡大)。他に商用や親族の招聘という形式で短期来日が可能だが、日本国内の保証人が必要だったりしてハードルは高い(外務省の情報)。修学旅行生は査証免除。
今回報道されている変更点:
団体観光客のビザに限って中国全土に拡大。ただし将来犯罪などが増えた場合は見直す。
考えられるセーフティーネット:
査証付与の際に事前に日本大使館・領事館にて訪日者の審査を行う。日本に来る中国人は400万円相当の預貯金残高が必要。また対ロシア団体観光客等の例を見ると、団体観光を催行する旅行会社は日本総領事館へ納税証明などを提出し登録されなければならない。
韓国人訪日条件の現状:
有効期間5年滞在期間90日の数次査証を発行(査証手数料は免除)。短期滞在ビザ(観光ビザ)は修学旅行生に限って免除。愛知万博期間は観光ビザ免除。
今回報道されている変更点:
短期滞在査証免除措置を恒久化。日韓両国の職員が相手国の空港で入国審査を行う「プレクリアランス(事前審査)」を実施する。
考えられるセーフティーネット:
プレクリアランスによって薬物使用など犯罪歴のある人物の情報を事前に出発地において把握できる。
偽造し難い新型パスポートの発行(但しこれは以前実行されると韓国側が言っていたが未だに未実行)。
さらにプレクリアランスについては法務省に確認をした方がいらっしゃる⇒許さん。「●法務省に電凸してみますた。」
それに拠ると
〇 プレクリアランスは上陸審査(入国審査)を行うもので、その内容は入国目的が合致しているかなど、上陸の条件に適応しているか等。(海外旅行経験が有る方はご存知の通り、「入国目的・滞在日数・宿泊地・持ち込み禁止物を持ってないか?」程度を審査すると思われる)
〇 プレクリアランスを行うために日本の法務省の役人を派遣する。
〇 プレクリアランスには法的強制力が無い(つまり任意)。プレクリアランスを韓国側で受けなかった人物は、日本上陸時に厳格な上陸審査を受ける。
〇 一般的にプレクリアランスより査証審査の方が厳格な審査が行われる。
備考:
台湾人訪日条件の現状:
修学旅行生は査証申請を免除。一般人については有効期限5年滞在日数90日の数次査証を発行
香港人訪日条件の現状:
香港特別行政区旅券又は英国外市民旅券所持者は査証免除
資料:外務省「韓国・中国等に対する査証手続き緩和措置に対する現状-PDF版」
先ず、前回のエントリーのコメント欄でも散々指摘されているが、中国と韓国の渡航手続き緩和内容は全く違うという事を認識しましょう。中国人の訪日が査証免除になるわけではない(もちろん、どんな査証審査でも抜け道はあるが)。
それを踏まえて、個人的には中韓に対する渡航手続きの緩和が将来的に行われるのはしょうがないと思っている。観光収入や日本に対する理解の浸透というメリットも有る。問題は外国人犯罪をどう抑止するか具体的な安全対策だ。
実は以前、経済活性化や国際交流を目的とする行政特区として海外観光客の査証免除を多くの自治体が申請した。その時の外務省の反応は⇒コレ(PDFファイル)。わずか二年前の2003年時点で外務省はとても明確な理由で査証免除の特区申請を却下している。たとえば宮崎県が申請した国際コンベンション特区なんて剣もほろろだ:
特区の経済活性化の意義は十分認めるところであるが、他方、不法残留者数及び刑法犯検挙数では、韓国人(不法残留者数は第1位、刑法犯検挙件数は第3位)、台湾人(不法滞在者は第6位)、香港人(刑法犯検挙件数は第5位)は上位を占めている。このような観点を総合的に考慮すると、現時点では査証免除は困難である。 また、特区とそれ以外の地域を自由に移動ができる現状に鑑みると、不法就労等を防止しうる適切な代替措置があるかは疑問である。 ついては、不法就労者数や刑法犯検挙件数などの推移をみつつ、将来的課題として検討したい。なお、国際観光地間競争において日本が取り残される原因に査証があるとは思われない。
刑法犯が多く、犯罪防止の措置が無く、国際観光地間競争に査証は障害にはならない
正にその通りで、じゃぁ2005年になって韓国人の不法残留数や刑法犯検挙人数が激減したなんて話は聞かないし、不法就労などを防止しうる適切な措置が新しく発見されたとかといえば、そんな話もまったく聞かない。
この判断を覆えして韓国のビザ免除を行う理由を政府は明示する必要があるだろう(尚、中国の観光ビザ発行地域の拡大は、この外務省の説明との齟齬は無い)。
ちなみにオレの個人的見解を再度纏めておくと
経済効果や国際交流効果のメリットを享受する為に、査証緩和を行うのなら是非US VISIT形式の入国審査を導入して欲しい。指紋・顔写真の記録及び出国確認の徹底により、外国人犯罪の摘発率を高めれば犯罪抑止効果にも繋がる。しかし、そこら辺の治安維持に関する具体策が明示されていない限り、中韓の査証緩和について具体的な議論のしようがないのが現状。
政府サイドの公式見解を待ちたい。また報道も悪戯に国民の恐怖心を煽るような報道だけでなく、冷静にメリットデメリットを挙げ建設的な議論が出来るような報道に期待したい。って言ってはみたものの、「使命は体制批判」の日本マスコミには無理なんだろうな。
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Posted by gori at May 23, 2005 12:16 PM
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おはようございます。
何を言うにしてもまだ判断材料がなさすぎる、といったところでしょうか。
個人的には、役人の中で売国な人とそうでない人が
それぞれ勝手なことをやっていて、
お互いのチェックがなく、
結果的にダブルスタンダードに見えるような政策になる、
といったような感じなのかなぁと思っています。
小泉首相との会談中止、中国副首相が急きょ帰国へ
(LINK)
なんだかキナ臭くなってきましたね。
議論すべき事だとは思いますが。
堂々と入ってくるヤツ等よりコンテナ等で密入国してくる方が深刻ではないかと。
一隻のコンテナ船で中身を検査するのは数個にすぎません。現状コンテナ入国は8割以上の成功率だと言います。
水際の監視強化から徹底すべき問題だと思われます。
>16922 む さん、
>なんだかキナ臭くなってきましたね。
極めて異例かつ無礼な事でしょう。
産経の記事によると、小泉首相は、
>官邸で記者団に対し「わたしは(日中関係に)悪い影響を与えないようにしてきた。なぜ中止にしてきたのか分からない。会いたくないのを会う必要はない。会いたいと言えば会います」と指摘。<
この発言からすると、かなりご立腹のご様子(?)
なんにしても中国内部でゴタゴタが起きているのではないかと邪推しています。
今後のニュースを注意深く見ていきたいものです。
女は男みたくウジウジせず、わかりやすい利益を追求する。
おとといあたりに中南海との電話で
「あら靖国にコイジュミが行かなくなったからって何の得があるのよ?
バッカみたいよあんたたち」
ぐらいの「危険な兆候」が露見したのかもしれぬな(笑
もし中南海が「会談キャンセルで小日本に恥をかかせてやった!」とか
思っているのなら、救いようが全く無い・・・
靖国参拝絡みで、中国が会談をキャンセルしたとしても、そこまで中国を追い込んだ小鼠首相の実績を評価する。
しかし、不思議ですよね。
副首相が急遽帰国せねばならない「緊急の公務」とは一体何?
副首相の、序列での位置づけがどういうものか今ひとつ分からないけれど、普通に考えて、
誰かしらが失脚したか、要人(江沢民とか?)が死んだ?それとも要人の暗殺?
でしょうか?う~ん、中国共産党、内部から崩壊するのではないか?という気がします。
大体、小泉首相を攻撃すると、攻撃した人物が何かしらの失点をすることになっているのだが(笑)
今までだと要人との会談や訪日を材料に日本と交渉出来たが
最近は中々上手いようにいかない。
今回は与党幹事長が訪中しており、胡主席がはっきりと
「靖国参拝は目にしたくない」と言っている。
昨日の今日で副首相が急遽会談をキャンセルとなれば
「中国は日本への抗議の意味を込めてキャンセルした」と
”日本のマスコミ”が中国の意図を汲み取って報道してくれる。
そうすれば中国が何も言わずとも、日本のマスコミが
靖国批判をする。
「今回の急遽帰国は靖国参拝を中止しない事への
抗議とも受け取れますが」などと言って。
そういう報道をテレビ・新聞で流せば
「日中の関係が悪化する靖国参拝はやはり良くない」と
普通はそう解釈するだろう。
中国と日本マスコミの素晴らしい連携プレイである。
中国の副首相が土壇場でキャンセルした理由は何なんでしょうね。
来日した副首相が経済担当と言うことなので、
靖国問題よりもこのところ話題になっている所謂”政府筋”の話しで
新幹線導入に関するODAだとか、ビザ発給の地域の拡大だとかが
小泉首相との会談で確実な約束が取り付けられないと
事前の事務折衝で思ったのではないですかね。
小泉首相との会談で具体的な成果を得ることが出来ないなら
むしろ会談せずに先送りしようと思ったのでは?
あくまでも推測ですが、
入国審査の厳格化について、去年の12月に以下のような記事が出ています。
これによると、米国式の入国審査が検討されているようですが、続報が出ていないか、見落としたかで、その後どうなっているかはわかりません。ぜひこれを実行してほしいですね。
リンク切れなので、全文うpします。
読売12/3/04:入国審査で指紋採取、テロ防止へ政府が行動要綱
政府の「国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部」(本部長・細田官房長官)が10日にも決定する「テロの未然防止に関する行動要綱」の原案が3日、明らかになった。
今後、速やかに進める必要があるテロ対策の実施目標を定めたもので、〈1〉外国人の入国審査で指紋採取と写真撮影を行う〈2〉法相がテロリストを指定し、強制退去させる法整備を進めるムムなどが柱だ。政府は2006年度までに、法整備も含めた有効な対策を実施する方針だ。
要綱案では、国際テロ情勢について「依然として厳しく、日本への脅威を過小評価してはならない」と分析。在外公館や日本企業への警戒、日本へのテロリスト潜入・潜伏への対処が必要だと訴えている。
今後速やかに講ずべき未然防止対策については、外国人テロリストの入国を防ぐため、米国の制度を参考に、入国審査を受ける外国人の指紋採取と写真撮影ができるようにする。出入国管理・難民認定法改正案を2006年通常国会に提出する方針だ。法相がテロリストを指定し、強制退去させる内容も同改正案に盛り込む予定だ。
このほか、航空機の機長や船舶の船長に乗員・乗客名簿の事前提出を義務化する法整備を2006年までに行う。近隣諸国の偽造・変造旅券の識別能力を高め、テロリストの日本への出国を防ぐため、文書鑑識指導者を来年からタイと香港に、その後も東南アジア各国などに派遣する。
テロリストの潜入対策に関しては、宿泊者名簿の記載項目に国籍と旅券番号を追加する旅館業法の規則改正を2004年度中に行い、記録提出の義務付けについて2005年中に結論を出す。
重要施設を守る対策としては、空港や原子力関連施設への内部からの破壊工作を防ぐため、施設への立ち入りを許可する者の資格制限について2006年度に何らかの措置を講じる方針だ。
(2004/12/4/03:01 読売新聞 無断転載禁止)
小泉総理、もちっとリアルに”怒った顔”ないしは”怒ったフリ”をしてみせてほしい。
国民に、”怒っている”のには理由がある、ということをアピ-ルしてくださいよ。
総理、支那の政策は、国益ではなく党益・胡益(?)に適うか否かにしか根拠が無い、とわかってるでしょ?
いい機会です、支那(共産党)政府が”しまった!”と後悔せざるをえないような態度をとって見せつけてやりましょうよ?
たまには、いい薬です。あいつらに鷹揚な態度を見せるのは、弱みを見せてるのと同じですから。
>副首相の、序列での位置づけがどういうものか今ひとつ分からないけれど
党の序列では、ただの政治局員ですよ。
もともとが首相と会談できる地位でもなかったんです。
王大使も東大?での講演をドタキャンしたそうで
支那政府か共産党で何か有ったんでしょうか?。
ただ、副首相は明日のモンゴル訪問は予定通りだそうで、
こういう無礼な方法で日本批判することしか、もう手は無いんですかね。
また鳥インフルエンザが蔓延しそうな勢いだそうな。
「農業情報研究所」というサイトに、今日付で以下のニュースがありました。
「中国、インドガンがH5N1ウィルスで大量死 全国でワクチン接種を含む拡散防止措置」(LINK)
これが理由かどうかは、モンゴルに予定通り出掛けられるか否かで判りそうです。出かけたらこれは理由ではないでしょうね。モンゴル行きも直前キャンセルとなったら‥‥ うーん。
「上陸審査より査証審査のほうが厳しい」のではなく、「上陸審査のみよりは査証審査・上陸審査両方あるほうが、一般論としては当然厳しい」です。そこは、「上陸審査をどれだけ厳格にやるかにもかかってますが」と前置きでしたが。
まあ、査証審査がなくなれば、上陸審査をより慎重にやらざるを得なくはなるのでしょうが、そもそもプレクリアランスじゃ査証審査の代替となるものではないと2回も言ってたので(現状の上陸審査の事前実行という位置づけでは、ということでしょうが)、結局巾着切りや薬の行商人が来安くなることには変わりないでしょうなあ。
>16933
>>副首相の、序列での位置づけが・・・・
>党の序列では、ただの政治局員ですよ。
もともとが首相と会談できる地位でもなかったんです。
なお更のこと、副首相のドタキャンは非礼きわまりない事。ドタキャンが靖国参拝と関係するのかは判然としないが、小泉首相は、信念に従い、堂々と8月15日に靖国神社に参拝すればよい。そのことが中国の反発を招き、結果として、常任理事国入りが実現しなくとも良いではないかと思う。戦勝国から一方的に戦争犯罪人として処刑された人達をどう弔うかは、靖国神社が鎮魂の場として相応しいかどうかは別にして、ひとえに日本の国内問題でしょう。
中国は日本が歴史問題を直視していないと言うが、なら、自ら、いわゆる「南京大虐殺」の犠牲者30万は政治的数字に過ぎないことを、また日本軍による犠牲者は3500万ではなく、180万であることを中国国内で、また世界に向けて修正の宣言をすべきでしょう。このような虚偽の歴史観を内外に押し付け、深刻な人権問題を抱え、官製の反日デモを煽る中国に恫喝されて萎縮するような日本が常任理事国になってもあまり意味がないでしょう。現状では日本の常任理事国入り云々より、中国が常任理事国にふさわしいのか?が余ほど問題だ。日本の常任理事国入り無しに「国連改革」がなったとするなら、それはそれで、その程度の改革だと思えばよいのではないか。
やっぱこーゆー場面では「福チャン」がいて欲しいよな。
思いっきり侮蔑的態度で「まぁ、他国からどの様に見られるかぐらいはお考えでしょうから、フフン(蔑」
くらい言ってくれるでしょう。
今回の副首相のドタキャン問題ですが、中国もある意味で困った上での行動では?
先日の与党幹事長に対する国家主席の靖国発言も中国では報道されてないし。
まあ、これ以上に反日ムードが盛り上がっても制御できなくなるので。
今回の副首相との会談でも靖国には触れなきゃならないし、でも報道もできないし、
でバックレ、と。
まあ、当然したたかな中国のこと、小泉首相への抗議的な意味もこめて一石二鳥を狙ったわけでしょうが。
武部幹事長の「靖国は内政干渉」と言う言葉に
支那側は激怒したそうで、当然支那の外交カードを否定されれば
当然何らかのアクションはでてくるでしょうね。
ただ、その方法が今後の利益さえもフイにしかねない、
国際儀礼も常識も逸した行動しか出来ないのが
今の支那政府じゃないでしょうか?
売国経団連は何かエサを与えられたようで、奥田会長はニコニコしていましたがね。
小泉首相も「先方がぜひ会いたいということで、私も喜んで予定をつくった。野党の審議拒否が伝染したのか」と不快感を表明。
(LINK)
> 16930 yukiさん
> 中国の副首相が土壇場でキャンセルした理由は何なんでしょうね。
情報ソースは忘れましたが、こんなうわさもあります。
この副首相が小泉さんと会って「靖国問題」を非難したとしても、いつものように「適切な判断」されたり、「内政干渉問題」を出されて窮地に追い込まれたり、結局は逃げ帰ることが確定だったため、偉大なる共産党はそのような国内に絶対に知られてはいけない汚点を作らないように、勝手な言い分を作って逃げたともあります(笑)