Dunhill Cupの記念品 携帯用パター
写真はDunhill Cupのロゴが入った布袋にアンサータイプのパターヘッド、そして3分割された木製シャフトである。
このセットはDunhill Cupの会場で発売されたと思われる携帯用パターなのである。携帯用クラブというのは昔から考えられており、市販されているモノもいくつかある。物流の進歩とともにクラブは手荷物ではなく、別送することが多くなり、最近ではあまり見かけることがなくなったようである。
ボールを打つことにより大きな衝撃を受けるドライバーやアイアンでは折り畳みシャフトの処理が大きな問題となる。ネジ止めでつなぎ合わせたのでは接合部が衝撃に耐えられないのでカメラの三脚の足のように、振り出し式のシャフトを使ったモノが多いのだが、パターの場合はそれほど大きな衝撃が加わるわけではないので、写真のようなねじ込み式のシャフトのモノが多いのである。
このセットの場合、シャフトは木製の3段継ぎとなっている。グリップ部は木の上に革を巻いて仕上げられており、ネジは真鍮製である。ヘッドはステンレス鋳造のモノで形状はありがちなアンサータイプになっている。
左の写真がヘッドにシャフトをねじ込んだモノ。
木製のシャフトということで通常のスチールシャフトの1.5倍ぐらいの太さがある(笑)。三段継ぎで組み上げると35インチの普通の(?)パターになるのだが・・
シャフトが木製ということでストロークをするとシャフト全体がしなってどうもあんばいが良くない。1本の棒ならまだいいのだが、金属による接合部はしなりがないので全体的にギクシャクしたストロークになってしまう。
ヘッドの打感は普通のアンサータイプなので使用上は問題ないのだが、グリップが木の上に直接革を巻いたモノということもあり、いまいちしっくりこない。革の下にコルクを巻くとちょっとはマシになるのかな?
右の写真はヘッドのソール部分に入っているDunhill
Cupのロゴ。その他にトーナメントの日付とはおろか、メーカー名さえ入っていない(笑)。どういう生い立ちのパターなのかちょっと気になるところではあるが、まぁいいか・・(笑)
首領としてはこのパターを旅行などでゴルフから遠ざかってしまう時に、旅行バッグの片隅にいれておいて旅先でパッティング練習でもしようか・・と思って入手したのだが、前述したようにどうやら実用的な携帯パターというよりは記念品とかお土産品の色の方が強いようである(笑)。・・って、いうか、旅行に行ってまでパターの練習をするなよ、という声が聞こえてきそうだな、おほほほほ。
首領のお薦め度: 旅先ではゴルフの事は忘れて旅に没頭しましょう! 60点
(c) 虎の穴首領