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MacGregarレスポンス ニクラウス復活の秘密兵器
レスポンス このところ首領のパターの数が着実に増えているのである・・
もちろん、我が家の大蔵省には内緒なのである(笑)。かなりの量を処分したので現在の本数は40本ぐらいか? 忘れた頃に1本づつ増えていってもわりと気づかないものである。おっほっほ ← はっ、殺気!

 さて写真のパターを一目見て「あ、あれだ!」とわかる方はゴルフ歴のかなり長いゴルファーであろう。そう、1986年のマスターズでジャック・ニクラウスが優勝したときのパターである。MacGregarのRESPONSE(レスポンス)という名の、巨大なパターなのである。

 首領が買った物ではなく、1/4のT-CUP 2ndというネットゴルファーのコンペで賞品として「自爆系ゴルフサイト」のWebMasterであるYMP(Young Man Par:ぱーにいちゃん)氏から提供されたものが我が手にやってきたのである。おほほほ、当日のパット数は記録的な45パット。おそらくはゴルフの神様が「これを使え!」とまわしてくれたのだとあたしゃ思ってるんだが・・ ← もっと練習しましょう
ヘッドのバックフェイス レスポンスはヒール&トゥバランスのパターである。
PINGでいうとアンサータイプというより、ZINGの形に近いのだが、その最大の特徴はその「大きさ」である。

 写真はヘッドのバックフェイス側の写真。
比較のために並べた真ん中がPINGのスコッツデール。一番下はヒロ・マツモトのショート・ピンタイプで、スコッツデールの80%ぐらいの大きさ。一番上の巨大なものがレスポンスで、マツモトのショート・ピンの倍近い大きさになっている。

 レスポンスはパッティングで悩んでいたニクラウスの復活の起爆剤となった名パターで、マスターズでの優勝で火がついて、日本でも大ブームとなった名器である。今となっては巨大なヘッドのキワモノパターと見られがちだが、由緒正しい(笑)パターなのである。

 今回のパターはブーム後の記念モデルだと思われる。緑色の革のヘッドカバーには「THE PUTTER USED BY NICKLAUS DURING HIS 1986 MASTERS WIN」という文字が入っており、ヘッドのソールにはニクラウスのサインが入った記念モデルになっている。
フェイス面比較 写真はフェイス面の大きさを比較したモノ(笑)。

 デカイっす。とにかくデカイ。
これだけデカイとヘッドバランスとか重量とかが問題になってくるのだが、ヘッド素材がアルミということもあり、ちゃんとバランスがでているのである。

 機能的にはアルミを使ってヘッド全体を大きくし、ヒール&トゥバランスにしてスイートエリアを広げるとともに、視覚的な安心感をもたらすパターということになろう。実際、構えてストロークしてみると、どこにあたっても真っ直ぐに転がってくれそうな感じがして、精神衛生的にはかなり良い感じになっている。

 問題は・・打感だな(笑)
個人的な好き嫌いはあるだろうが、首領の印象はかなり悪い。アルミということで柔らかいのだが、これだけ巨大なヘッドだと重量配分にかなり気を使わねばならない。したがってキャビティ部分はかなり薄い。そのせいで、打感はペラペラのアルミ板という感じで、「ペケッ!」という薄っぺらいなんとも頼りない打感(笑)。球の転がりも悪くないのだが、微妙な距離感が出せるかどうかは怪しいところである。うーむ、これでマスターズ優勝したニクラウスってスゲェな(笑)
首領のお薦め度: キワモノと馬鹿にするなかれ。機能性は今も健在! 75点

(c) 虎の穴首領