[10/14 手の浮き] イメージ的な表現

(首領) 番長、「インパク前後で手が浮いてる」って言われたことないか?

(番長) え? それって・・このあいだ首領がてりさんに言われた事だろ(笑)。

うっ、知ってたのか。
「手が浮く」って昔から何度となく聞いてきて、漠然としたイメージで捉えてたんだよね。ダウンからインパクトそしてフォローに向かって、スイングプレーンから手の位置がずれてしまって・・とか。ま、言われたときに「それは具体的にはどういう現象で、どういう状態を指すのか?」ってちゃんと聞いていれば良かったんだけど、中途半端に理解して(したつもりになって)あやふやなままにしていたんだよな。

ふーん、レッスンによくある「イメージ的な表現」ってやつだよな。
上級者やプロは当たり前の事としてイメージ的な言葉を使いたがる(笑)。悪気があるんじゃなくて「そういうのはできて当たり前、できてるはずだ」ってレベルだから曖昧な言葉で表現しても伝わる・・って思っているところがあるよな。「左でリードして」とか「左で壁を作って」とか(笑)。「トップで左膝に乗る」なんてのもそうだ。で、「手が浮く」ってのは具体的に理解できたのか?

手首の角度先週のスクールは平賀プロがお休みで、代講のプロが見てくれたんだよね。
代講のプロの場合、担当プロがやってるステップやドリルに対しては口を出さないので、全般的なスイングチェックをしてくれることが多いんだ。
ただ、そういうチェックでも「○○が良くない」とか「××が変だ」って言い方されると、ワンポイントレッスンになっちゃうから生徒としては凄く困るんだよ。

え? だって同じスクールのプロだろ?

プロだからこまるんだよ(笑)。
スイングを「こう直した方がいい」的なアドバイスはその後何ヶ月も継続的に見てもらわないと実践できないし、教え方が違うプロだと混乱も引き起こすからね。このとき見てもらったプロはそういう言い方はせずに「ミスショットの時に左手手首がこうなってるね」って教えてくれたんだ。それが写真の右側ね。プロの前で良いところ見せようと(笑)、力が入ってインパクトでミス出まくっていたんだけど、ミスショットの時に起きている現象を教えてもらうことによって、自分でミスショットを分析することができたんだ。

んー、写真を見るとインパクトで左手首が伸びきってコックと逆方向に曲がってるな・・ 良くある表現でいうと「インパクトで手首の角度を保つ事を意識しなさい」って言うことになるか?

そそ、でもさ、「手首の角度をもっと保った方が良いよ」って言われたら、それだけを意識するだけで、なぜそれが必要で、保てない場合にどういうことになるのか理解できないと思うんだよね。すべてがすべてじゃないとは思うんだけど、「こうすれば良くなる」という教え方と共に、「ミスの時はこうなってるからそうならないためにはどうしたらいい?」って教え方もアリなんだよなぁ、って感心したわけなんだ。

ほー、なるほどね。
ある程度の下地ができてきたらプロに言われることを実践するだけじゃなくて、自分で考えてヒントを自分のモノにする必要がある・・って事だな。

で、ミスしてるときの手首の角度について指摘されてて、ハッと気づいたわけだ。「あ、これがてりさんの言ってた、手が浮くってことか?」ってね。インパクトで手首の角度を保持する・・ってのは昔から何度もチェック項目として実践してきたんだけど、そのほかの部位がちゃんと機能してなかったからスイング全体に与える影響がそんなに大きくなく、すぐに忘れていたんだよね。ここにきて、インパクトで手首の角度を保持することをちょっとだけ意識したら・・笑えるほどミート率が上がったよ(笑)。手の動きが全体的にもの凄くスムーズになったと同時に、ヘッドの走りが一段と加速された感じだ。

ふーん、分かっている人には「なんだ、そんなこと今頃理解できたのか」って事になるんだろうけど、漠然としたイメージ的なレッスン用語ってのは、教わる方の言葉じゃなくて教える方の言葉なんだな。教わる方は、そういう言葉に対して少しでも疑問を感じたら、恥ずかしがらずに「それはどういう意味ですか? 具体的にはどういう現象を指すんですか?」って聞くのが良いね。