風変わりなやつら


大雑把なタイプ分けができなかった、風変わりなパター達です。「あ、それ見たことある」というのが幾つかあると思いますが・・

写真左から、ナチュラルゴルフのザ・シング、マクスフライのタッドモア、藤本さんの火打ちパター、テーラーメードのイカパターです。
ザ・シングはラグビーボール形の超小型ヘッドで、集中力がつくという奴で、ポール・エイジンガー(?)や芹沢プロがツアーで使ったことがあるものです。たしかにパターの練習には最適ですが、プレッシャーのかかった時にはヘッドの小ささからくる不安で軌道がぶれがちでした。グリップは極太の四角形で手首のロックにはいいのですが・・ タッドモアはPINGのB60を削り出しで作ったようなもの。特徴はネックがスワンネックということ。トウ・ヒールバランスでもあるためミスには強いのですが、スワンネックがいまいち私にはあいません。15000円程度。さて面白いのが次の火打ちパター。藤本さんというのは姫路のクラブ職人の方で、このパターは焼けた鉄の固まりからたたき出して作ったもの。普通の削り出しとはわけが違います。ブレードはトウ・ヒールバランスでPINGに近いのですが、ネックはスワンネックです。知り合いのショップの開店記念で数十本作ったなかの一本で、シリアルナンバーは1番! 工芸品の粋に達しています。残念ながらシャフトの選択に失敗。重いスチールにすればよかったのですが、カーボンを入れたところヘッドの重みでシャフトがたわみ、インパクトでのぶれが強くなってしまいました。シャフト交換すればエース候補なのですが・・ テーラーメードの三角パターは通称「イカ頭」。どこかで見かけた方もいらっしゃると思います。ラインを出し易く球の転がりも良いのですが、なにせあの頭、バッグの中で非常に邪魔! 持ち運びに不便なのであまり使っていません。

奇をてらったパターは最初はものめずらしさからかよく入るのですが、慣れてくると結局いつものスコアに落ち着きます。畳と何とかは新しい方がいい、なんて言いますが・・